ジュニアから組織改革リーダーへ
根底にある「死にはしない」マインド
佐野 元気
プロダクトデベロップメント本部TalentHRカイゼン部
吉田 しおり
プロダクトデベロップメント本部
兼 プロダクトプランニング本部 プロダクト戦略部 プロダクトマネージャー
SIerでの経験を経て、「1つのプロダクトに腰を据えて挑みたい」とカオナビへ転職した吉田。現在はプロダクト全体のロードマップ策定を担い、事業の成長にコミットしています。失敗を恐れず前進し、「得意分野ではなかった」という戦略立案にも挑戦するのはなぜなのか。その原動力について話を聞きました。
前職はSIerで9年間。SEからプロジェクトマネージャー(PjM)へとキャリアを積みました。しかしSIerでは毎年案件が変わり、1つのプロダクトにじっくり関わる機会がない。「このサイクルを何十年も続けるのか」と自問するうちに、自身の成長に限界を感じるように。1つのドメインやプロダクトに腰を据えて取り組みたい。その思いから転職を決意し、2018年にカオナビへ入社しました。
カオナビは人事領域を広くカバーするタレントマネジメント領域を専門にしており、人事業務や課題に応じてプロダクトを多方面に深化できる。また、働く場所や時間を選ばず、自分のやりたいことに専念もできる。事業への深いコミットと働き方の柔軟さ。その両方があることに魅力を感じました。
初めはジュニアプロダクトマネージャー(PdM)として、小さな機能の開発からスタート。徐々に大きな機能に移り、パルスサーベイやワークフローなどを担当。分析領域のPdMを経て、現在はプロダクト全体のロードマップ策定を担っています。業務範囲が広がっていく中で、「カオナビ」がお客様の役に立っている、と実感する場面に出会うことも増えてきました。一方で、事業である以上、売上をはじめとした指標を追う必要もある。長期的な視点で1つのプロダクトに向き合う面白さと難しさを実感しています。
現在挑んでいるのは、事業戦略と連動したプロダクト戦略の立案です。これまでは機能ごとの、限られた範囲での戦略立案が中心でしたが、会社の成長フェーズである今必要なのはプロダクト全体の中長期的な方針を描くこと。私自身が挑戦したかった大きなテーマでもあります。ただ、事業戦略、現場で得られたデータ、市場トレンドなど、多角的な情報を整理するのが大変で、意思決定の難しさを感じています。
その中で私が大切にしているのが、お客様の一次情報です。カオナビが大切にしている価値観にも「ユーザー視点」があるように、お客様の視点には開発観点では見えないヒントがたくさん含まれています。営業部門だけでなく、開発部門も、直接お客様にモックやプロトタイプを触ってもらい、コミュニケーションを取る。そうすることで、ユーザーのニーズや、つまずきやすい点を把握しています。
盛んに行われている「カオナビ」のユーザー会は、たくさんのお客様と直接対話する機会の1つ。そこで感じるのは、お客様の強い熱量です。お客様自身が、私たちの想定以上に「カオナビ」を活用して、人事制度や組織運営を変えようと本気で取り組まれているんです。その姿を見ると、もっと良い体験を届けなければ、と使命感を感じますね。
また、お客様と直接会話することは、私のモチベーションでもあります。プロダクトのデモをユーザー会で実演したところ、お客様が次のユーザー会で自ら他社に紹介してくださったこともありました。自分たちのプロダクトが現場で役立ち、価値を生み出すだけでなく、その輪が広がっていく。そんな場面に出会える機会が多いことも、カオナビで働く魅力だと思います。
今後は、策定した戦略を実行に移すフェーズに入ります。「遠くまで行きたければみんなで進め」という言葉があるように、この先はさらなるチームワークが必要不可欠。だからこそ、誰もが安心して挑戦できる環境づくりに力を注ぎたい。人が挑戦するとき、失敗や迷いが必ず伴います。そんなときに支えたり、前向きにフィードバックできるリーダーシップを発揮すること。それが、チーム全体の推進力を生みます。
もちろん、私自身も挑戦し続けます。人生の中で、やりたいことにトライできる時間は限られています。年齢を重ねるとさまざまな制約が出てきますし、体も動かなくなっていく。だからこそ、時間と体力があるうちは、ずっと成長し続けたい。そんな思いが、私の原動力なんです。
カオナビには、挑戦を応援する文化が根付いています。自分の仮説を壁打ちしたいときは、ノウハウを持った各部門のメンバーがきちんと向き合って意見をくれます。私自身、常に自分の能力以上の裁量を与えられ、苦悩も失敗もたくさん味わってきました。でも、挑戦をやめようと思ったことはない。なぜなら、悩んでも失敗しても、孤独ではないから。皆で挑戦を応援し、一丸で前に進んでいく。そんな環境があるからこそ、いつまでも挑戦し続けたいと思えるんです。
自分の仮説を検証したいとき、部門横断で専門的なフィードバックをもらえます。特にお客様や事業にとって「良い」と共感を得たアイデアは、スピード感を持って一緒に推進してく風土があるんです。困難な課題でも、一人で抱え込まず意見を出し合って最善策を模索する。そうした協力体制が、自分の能力を超える挑戦や、その先の成果・成長につながっていると感じます。
吉田 しおり
プロダクトデベロップメント本部
兼 プロダクトプランニング本部 プロダクト戦略部 プロダクトマネージャー
SIerにて9年間、開発からプロジェクトマネージャーまで幅広く経験後、2018年にカオナビへ入社。パルスサーベイやワークフロー、分析機能等の担当を経て、現在は「カオナビ」のプロダクト戦略を牽引する。
カオナビの未来を、あなたの手で。
活躍の舞台を用意してお待ちしています。