壁にぶつかっても、挑戦はやめない。
「孤独じゃない」から踏み出せる一歩
吉田 しおり
プロダクトデベロップメント本部
兼 プロダクトプランニング本部 プロダクト戦略部 プロダクトマネージャー
杉山 貴紀
GBビジネス本部GBセールスグループ マネージャー
2022年に入社し、エンタープライズ領域を中心にセールスの実績を重ね、2025年4月にマネージャーに就任した杉山。営業スタイルの転換やチーム育成に取り組んでいます。株式の非公開化を経た転換期の中で、自分らしいリーダー像を形にしていく、その挑戦の歩みに迫ります。
正解のない仕事の面白さを知ったのは、新卒で入社した総合印刷会社での経験でした。営業を経たのち、新規事業開発へ。ゼロから考えたアイデアがローンチされ、動き出す瞬間にやりがいを感じていました。とはいえ、成熟した大企業では変化のうねりを感じにくい。次第に、急成長している企業に身を置き、拡大期のダイナミズムを経験したい。自分の働きが組織の成長に直結するような環境で働きたいと思うようになりました。
カオナビに転職を決めた理由は3つ。業界として成長性があること、そのなかでもカオナビはシェアNo.1のポジションを確立していたこと、そして働く人に魅力を感じたこと。特に印象的だったのは、面接で出会った人たち。仕事への向き合い方に感銘を受けたんです。自由度の高い働き方でありながら、ミッションに責任を持ち、自律して働く姿勢が伝わってきました。それでいて、個人プレーではなくチームで成果をつくろうとする意識が強い。互いにノウハウを共有し、助け合う文化が根づいていることを、会話の端々から感じました。
オファーは事業戦略職でしたが、「現場を知らずに事業戦略は描けない」とセールス職を志願。お客様の経営戦略に深く関わり、課題解決をしていくやりがいに魅了され、入社してから4年が経ちますが、今も変わらず現場の最前線に立っています。
現在は、従業員数1,000名以上の企業を担当するセールスチームに所属しています。新規営業をミッションとしながらも、部門横断による提案体制の構築や、イベントチームと連携した施策の実施など、さまざまな提案手法を模索。従来のThe Model(※)から脱却し、お客様との中長期的な関係構築を目指しています。
2025年4月には、念願のマネージャー職に就きました。とはいえ、立場が変わる難しさを痛感しています。在籍していたチーム内での昇格だったので、メンバーは気心の知れた人たち。ですが、肩書きと責任が変わり、関係性の変化に戸惑いました。「マネジメントとしてどう接すればいいのか」「メンバーの悩みにどう言葉をかけるか」と葛藤する日々。それに、前任のマネージャーは、圧倒的なスキルでチームを引っ張るタイプ。迷いなく決断し、誰よりも早く動く。理想のマネージャー像でした。その姿に早く追いつこうと力を入れすぎた結果、空回りしてしまったんです。
ブレイクスルーしたきっかけは、「広い視野で物事が見えるようになった」こと。「マネージャー」の立場に変わり、カオナビが目指すビジョンやコンセプトを上流から伝える機会が増加。それに伴い、自然と会社の全体像や、その中で自組織に求められる役割が見えてきたんです。
こうしてメンバーの商談に同席する中で、あることに気づきました。それは、メンバー自身も自律的に考え、アクションを起こしているということ。自分一人で背負いこみすぎる必要はなかった。その当たり前を改めて思い知らされてから、リーダーとしての在り方を捉え直したんです。そして次第に「強さで引っ張る」のではなく、「信じて託す」ことこそ、自分らしいマネジメントだと思うようになりました。つい自分で動きたくなる瞬間もありますが、メンバーの意見に耳を傾け、任せることでチームは強くなる。その実感とともに、自分らしいリーダー像が確かになりつつあります。
※営業の生産性や受注率の向上を目的に、営業プロセスを分業化し、各段階を専門チームが担当・連携することで成果を上げるフレームワーク
2025年6月にカオナビは株式の非公開化を発表し、新たなフェーズに入りました。求められる水準も上がり、責任の重さも増す一方、メンバー各自が、戦略的に考え、自らボールを拾いにいく積極性が求められます。こうした環境下では、自分の判断や行動一つひとつが組織の未来につながっていく。変化をつくる側になれるのは、過渡期のカオナビだからこそ。
変化をつくる、と簡単に言いましたが、実際には頭を悩ませることばかりで、苦しいと思うこともあります。でも、今は大変でも、半年後、1年後に振り返れば「頑張ってよかった」と思えるくらい成長している自分がいるはずです。高校時代の部活と同じですよね。投げ出したくなっても、練習を積み重ねた時間が自分を強くしてくれる。
これからは自律的に動けるチーム作りに貢献しつつ、私自身は攻めのセールスとして、パートナー企業や他部署と連携しながら、より戦略的にお客様に価値を届けていきたいです。一歩ずつでも、前へ。歩みを止めずに挑み続けます。
決められた道を歩くのではなく、自分たちの手でつくっていく。それがカオナビのカルチャーです。業界のリーディングカンパニーとしての基盤がありつつ、まだまだ挑めるフィールドがある。だからこそ、思考し行動した分だけ、手応えが返ってくる手触り感があります。ここでなら躊躇なく、思いっきり背伸びをするような挑戦もできるんです。
杉山 貴紀
GBビジネス本部GBセールスグループ マネージャー
総合印刷会社に新卒入社し、営業を経て事業企画で新規事業の創出を担当。2022年1月にカオナビに入社し、フィールドセールス、エンタープライズセールスを経て、2025年10月よりGBセールスグループ マネージャーに就任。お客様と長期的に伴走できる営業体制の構築と、メンバー育成の両立に取り組む。
カオナビの未来を、あなたの手で。
活躍の舞台を用意してお待ちしています。